長澤まさみ(34)が23日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」(田中亮監督)大ヒット御礼舞台あいさつで「みんなを、だませた証しかなと思いますので、うれしいです」と大ヒットを喜んだ。

「コンフィデンスマンJP」は、18年4月期のフジテレビ系月9ドラマからスタート。長澤演じるダー子と東出昌大(33)演じるボクちゃん、小日向文世(68)演じるリチャードがチームを組むコンフィデンスマン(詐欺師)が、大富豪らをだまして大金などをせしめる物語。19年のスペシャルドラマを経て映画化された、19年公開の「-ロマンス編」は興収29億7000万円、21年公開の「-プリンセス編」は同38億4000万円と大ヒットしている。

映画第3弾の「-英雄編」も、14日の公開から3日間で興行収入(興収)5億9000万円、観客動員41万4000人突破と好スタートを切っていたが、さらに興行成績を伸ばし、23日までに興収12億円、動員80万人突破ということで、壇上ではくす玉を割って喜び合った。長澤は「映画も第3弾となってきて、回を増すごとに面白くなっているはずなんですが、やっぱりみんなをだませるかなぁという不安があるので、きっと、この数字はみんなを、だませた証し」と胸を張った。

「-英雄編」は“英雄”とうたわれた詐欺師・三代目ツチノコ(角野卓造)が死に、その元で腕を磨いたダー子(長澤)、ボクちゃん(東出)、リチャード(小日向)は、当代随一の腕を持つコンフィデンスマン(詐欺師)に受け継がれるツチノコの称号をかけてマルタ島・ヴァレッタで真剣勝負する。スペイン人の元マフィア・ジェラール・ゴンザレス(城田優)が所有する、幻の古代ギリシャ彫刻「踊るビーナス」を狙い、近づく3人に、警視庁捜査2課の丹波(松重豊)とインターポール(国際刑事警察機構)のエリート、マルセル真梨邑(瀬戸)捜査の手が迫る。

この日の舞台あいさつは、全国199館の映画館にも生中継された。