デビュー10周年を迎えた佐野ひなこ(27)が、22日発売の写真集「BE WITH ME」(光文社)で“神プロポーション”を披露した。オールインワンのデニムの脇から、かいま見せる豊かで美しいバストなど、女性らしい丸みを帯びつつも、バランスが取れた美しい肉体を完成させた。

デビュー直後から、驚異とまで言われた、くびれでグラビア界を席巻し、バラエティー番組、女優業と活動の幅を広げていった。その中で、ここ3、4年は写真集や撮影のために体を無理に作り込むのではなく、好きな体に近づこうと、自分の骨格を踏まえ、パーソナルトレーニングで体を鍛えた。血液検査を行い、食べ物の中で自分に合うもの、合わないものや足りない栄養分は何かを突き止め、内面を含めて自分の体を知ることに取り組んだ。

「昔はくびれを意識していたけれど、毎年のように写真集を出させていただいて、違いがないとファンをがっかりさせる。体に対するアプローチも変え、少しは違いを見せないと」と、プレッシャーを感じたこともあったという。ただ、日々、生活の中で健康な体作りをしていき「楽しく健康になって、自分の体を知ることが出来て良かった」と無理なく体の“黄金比”を見いだした。「日々、自然体でコツコツ、ナチュラルに積み上げたのがポイント。今回の撮影は無理をしたカットが、ないと言い切れるくらい自然体。何をもって美かは、人それぞれ違うけれど、写真集の中の自分がベスト。3、4年かけて自分の体が好きになれました」と胸を張った。

“神プロポーション”になるための秘訣(ひけつ)を聞くと「毎日、鏡の前でバランスを見ます」と即答した。その上で「自分の変化に敏感になることが、近道かな。体を知らないまま、鍛えても結果が出ないとつらいじゃないですか? コツコツ、毎日、鏡の前に立つだけって楽ですから」と笑みを浮かべた。

デビューからの10年を振り返り「デビュー当時、10周年を迎えている方を見て、10年やっていくって、すごいなと思った。自分が10周年を迎えてみると、あれ? って…不思議な気持ちでいっぱい」と率直な思いを吐露した。その上で「10年やっていて、いろいろな経験をした。それを生かせた写真集を、節目に出せたことに感謝。お仕事を、幅広くやらせていただけるのは恵まれている。1つ1つのお仕事を、経験を踏まえて、もっと丁寧にしていくのが理想」と抱負を語った。