俳優笠松将(29)が19日、都内で、主演映画「リング・ワンダリング」(金子雅和監督)の初日舞台あいさつに登壇し「この作品でお仕事を辞めようとしていた」と思った過去を明かした。

撮影は約2年前に行われた。公開までの2年間の心境を問われ、「自分にはこの仕事が向いていないな、と思っていた」と当時の心境を回想し、「だから、この仕事(映画)をすごい一生懸命やりたかった。この仕事に挑んでいる時の僕のマインドと、今の僕の映画とかドラマに対する存在価値が全然違って。がむしゃらに一生懸命やっていたときの最後の作品かな、と思っていたんです、いい意味で。でもこうやって2年たって、僕をこうやって見てくれて、こんなコロナの状況だけど、こういう場があって…。ほんとうにうれしいです。感慨深いというか」としんみり話した。

同作は、過去と現在が織り交ざる、切なく幻想的な物語。ほかに阿部純子(28)が登壇した。