昨年のNHK紅白歌合戦に初出場を果たしたシンガー・ソングライター平井大(30)が23日、東京ガーデンシアターで全国ツアー「HIRAIDAI Concert Tour 2021-22」の最終公演を行った。平井は「東京お久しぶりです。このツアーは湘南から始まって、19カ所をまわってきました。外は寒くてちょっと冬な感じだけど、この会場だけは夏を取り戻しましょう」。昨年9月18日の神奈川・茅ケ崎市民会館を皮切りに、全国20都市20公演を完走した。

平井は昨年3月から「Sunday Goods」をテーマに3週間に1度のペースで連続配信を継続。この日も連続配信の楽曲を多数披露したほか、紅白で歌唱した「Stand by me,Stand by you.」などアンコールも含めて全23曲を披露した。

公演の最後には、8月に第1子が誕生することもファンに報告した。「実はバンドメンバーにも言っていないんですけど。今回のツアー、帰るのが早かったでしょ。熊本からも日帰りで、翌日に福岡に行ったり」と切り出した。

「僕はいつも挑戦したいことや夢はお父さんになってみたいと言っていました。今年の8月にお父さんになることになりました。サンキュー」と話すと、観客からは割れんばかりの拍手が沸き起こった。

さらに「毎日、パートナーに妊婦さんと生活していると、生まれてきて、ここまで来られたのは奇跡だと思う。仕事や学校がリモートになったり、生きる意味を見失ったりするかもしれないけど、今生きていることが奇跡なんだ。1人1人に生まれてきた愛のストーリーがある。8月にはできの悪い父親になるけど、音楽をお届けしたい」と語った。

ツアーはデビュー当時からともにライブを行ってきたメンバーに加え、コーラスも2人参加しスケールアップ。平井もウクレレ、アコースティックギター、エレキギターを楽曲によって使い分けるなど、ファンを魅了した。

連続配信の第18弾「3月の帰り道」を今月20日に配信し、5月9日には、配信した楽曲に新曲を加えた全39曲入りの3年ぶりのアルバム「HOPE/WISH」をリリース。5月14日には3年ぶりとなるビーチフェスも開催する。