俳優葉山奨之(26)、飯島寛騎(25)がこのほど、大阪市内でダブル主演するカンテレのスペシャルドラマ「僕もアイツも新郎です。」(13日深夜0時30分、近畿中四国ブロックで放送)の取材会に出席した。

葉山演じる小学校教師の瀬戸亮介と飯島演じるレモン農家の相川瑞樹の男性2人による結婚式当日の様子をオリジナル脚本で描くハートフルラブコメディー。 注目してほしいポイントについて葉山は「初めてタキシードを着て、2日目くらいまで慣れなかったんですけど、最後はタキシードを着られなくなるのが寂しくなりました。飯島くんと並ぶと“純烈感”があります(笑い)」と、ムード歌謡コーラスグループの純烈の名前を挙げた。

飯島は「僕がつけているピアスの意味や、ひとりひとりの登場人物のささいな表情に注目してほしいです」と語った。

同ドラマは男性同士の結婚がテーマ。葉山は「まだ日本ではそんなに認められていないかもしれませんが、演じていて、今後日本がLGBTQに対してもっと寛容になっていくんだろうなと感じました。この作品にはそういったメッセージがたくさん込められています」と熱く語った。

飯島も「日本でもこういう作品が増えて、少なからず世界は変わってきています。この作品がよりよい世界への1歩になれば、作り手としてすごくうれしいです」と話した。

取材会の最後に葉山は「本当に大変な時代ですけど、このドラマを見ているときだけは何も考えずに、2人のことを応援して、『こういう人たちもいるんだよ』と分かってもらえたらうれしいです」。撮影はオール広島ロケで実施した。飯島は「広島のキレイな風景もお楽しみください」とアピールした。