NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第107話が1日に放送された。

※以下ネタばれを含みます。

「カムカムエヴリバディ」ヒロイン3世代年表と当時の世相>>

あらすじは、ひなた(川栄李奈)はアニー・ヒラカワ(森山良子)と再会し、回転焼きの話をする。その中でひなたはあんこのおまじないをアニーに明かす。それを聞いたアニーは胸に迫るものがあり、取り乱した様子を見せる。

雪衣(多岐川裕美)が入院したことを知り、るい(深津絵里)は岡山の病院へ。そばで勇(目黒祐樹)が見守る中、雪衣は安子(上白石萌音)に対して長年抱き続けてきた思いを初めて吐露する。そして安子とるいに「ひどいことを言った。それがなければ2人は離ればなれになることもなかったかも知れない。謝りたかった」と打ち明ける。るいは雪衣に「自分を責めないで。みんな間違う」と優しく言う。やがて雪衣は亡くなる。

ますます母への思いを強めるるいの様子を見て、錠一郎(オダギリジョー)は「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」のステージに出演し、サニーサイドを歌うことを提案する。「お母さんに届くかも知れない」と話す。るいは子どものころ、母・安子から聴いたサニーサイドを思い出す。

雪衣が死去し、ネットでも反響があった。

「今日もいい話だったな…来週でおしまい寂しいな!みんな間違うんです、みんな」「今日のカムカムは泣けた…雪衣さんも色んなもの抱えて辛かったんやねぇ。雪衣さんの気持ちやっと理解出来たかも…人間だもの、腹黒くもどす黒い感情にもなるよ。勇ちゃんが雪衣さんをずっと大事にしてたのは凄く伝わってきたし良い夫婦だ。で、アニー!!引っ張るなぁ」「誰だって間違うんです 心に響くね~ゆきえさん。。。泣」「雪衣さん胸の仕えていたもの言葉に出来て良かった。るいちゃんと心通わせあえて嬉しかった」「朝から夫と2人で泣いてる…雪衣さん、最後にるいちゃんに話せて良かった…勇ちゃんも、ちゃんと雪衣さんに『ありがとう』が言えて良かった」などとツイッターにはコメントが並んだ。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。