お笑い芸人小島よしお(41)が、12日放送のテレビ朝日系ドラマ「警視庁・捜査一課長 season6」(木曜午後8時)にゲスト出演する。放送を前に役柄や見どころなどを語った。

演じるのは大手IT企業に勤務するプログラマー。20年前に画期的なプログラムを開発したが、その後はまったく活躍できず。周囲からは「一発屋」などと陰口をたたかれ、自身も「おれオワコンなのかな…」と自虐もする一方で、常に前向きな思いは忘れない役だ。

リアルな小島よしおと重なる部分が多いのか!? そう問うと「うまく僕にリンクしているなと思います」と真顔で明かし「自分も結構、『あきらめちゃいけないぞ』的に前向きなタイプなんです。すごく気持ちが乗りやすかった」と撮影を振り返った。

小島といえば、07年に水泳パンツ一丁のOPP(おっぱっぴー)ポーズで一世を風靡(ふうび)した。ドラマでも、オリジナルのOPPポーズが最新空中ディスプレーに映し出されるシーンがある。宇都宮大・山本裕紹教授が研究する技術で「まるでSF映画みたい。デジタル的な最新技術をコラボレーションできてすごくうれしい。光栄です」と喜びつつ「OPPのネタ自体は15年前のもの。どんどんアップデートしていかないといけない」と気を引き締めた。

演じるに当たり、主演の内藤剛志(66)から直接、アドバイスをもらった。「担架で運ばれるシーンがあって、狭い道を運ばれるのですごく怖かった。しかも、OPPポーズをしているので、手足が担架からはみ出ている。そうしたら、内藤さんが『運ぶ人たちに身を任せなさい』と。その言葉で安心をしてちゃんとできました」と感謝していた。

最近の小島はYouTube動画「小島よしおのおっぱっぴー小学校」を配信するなど教育系ユーチューバーとしてブレーク中。ファミリー層に大人気でチャンネル登録者数は12万人を突破している。「コロナがあって、たまたま始まったというか…。でもやってみたら、結構楽しくて。昔はどちらかというと、子供がマネしちゃいけないという芸人だったので、新鮮な感覚があります」と環境の変化に驚いていた。

お笑い芸人、俳優、そしてユーチューバー。多彩な活躍を見せていることには「呼ばれたところに『小島よしお』としていきたい。その都度、全力を尽くしたいと思っています」。

最後に「警視庁・捜査一課長」ファンへメッセージを求めると「自分の新しい一面が出ていると思うので、『そんなの関係ねー』と言わずぜひ見てほしい」となじみのワードでアピールした。【松本久】