木村拓哉(49)主演のテレビ朝日系連続ドラマ「未来への10カウント」(木曜午後9時)の第5話が12日に放送され、平均世帯視聴率が10・6%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は6・0%だった。

生きる希望を失った桐沢祥吾(木村)が、高校ボクシング部のコーチに就任したことで再生していくさまを描いた群像劇。

第5話では…。

すっかり弱体化した母校・松葉台高校ボクシング部と共に、コーチ・桐沢(木村)が背水の陣で挑んだインターハイ予選。だが、ただひとり2回戦へ駒を進めた女子部員・水野あかり(山田杏奈)も、圧倒的に格上の京明高に破れた。結果はともあれ、全力でぶつかったあかりを心からたたえる桐沢。ところが…

京明高に負けたことを理由に、校長の大場麻琴(内田有紀)は桐沢にコーチ解任を宣告。桐沢は、早々に「そういう人生だから、どうしようもない」と諦め、コーチと同校の非常勤講師を辞めることに。希望が見えない日々の中で、ようやく得た“生きがい”をいとも簡単に手放そうとする桐沢を、なんとか引き留めようとするボクシング部顧問・折原葵(満島ひかり)。部員たちも一方的に告げられたコーチ解任に憤慨する。

だがそれぞれ、やりきれない思いを抱えつつも、前へ進まなければならない。葵は部員たちを鼓舞するため、元プロボクサーでもある桐沢の親友・甲斐誠一郎(安田顕)に新コーチになってほしいと依頼。桐沢も「お前なら安心して、あいつらを任せられる」と、甲斐にボクシング部の未来を託す。

ところがその矢先、大阪からすご腕の1年生・西条桃介(村上虹郎)が転校してきて、ボクシング部に入部! 「この中じゃ、俺が一番強いやろうな」と生意気な口をたたく西条、そんな彼の実力を見て「うちのエースになる!」と興奮する甲斐に、部員たちは反感を覚えた。

そんな中、真面目な1年生部員・江戸川蓮(桜井海音)が突然、行方不明になった。警察も動くほどの事態になっていると知った桐沢は心配でたまらず、江戸川を探す。部員の絶体絶命の危機に桐沢はとんでもない行動に出た。