歌手北川裕二(68)が、米国で演歌ライブ2公演を開催する。現地時間の19日にロサンゼルス、21日にはラスベガスで自慢の声を響かせる。

発端は09年に師匠の作曲家弦哲也氏(74)、川中美幸(66)とロス公演を実施したこと。この時に、北川の歌声と優しい人柄が、日系の演歌ファンの心をつかみ今回の単独公演につながった。

北川は「コロナ禍で3年も延期になり、やっと実現できてうれしい。脊柱管狭窄(きょうさく)症でまだ普通歩行が困難な状況ですが、ロスで待ってくれている皆さんに勇気と元気を与えるため、体が壊れても頑張って来ます!」とコメントしている。

また、公演に合わせ、2月23日に発売したCD「湯涌恋灯り/海を渡った人生」の「海を-」のミュージックビデオを17日午後6時に公開した。

同曲は日系移民で、数々の苦労を乗り越えて事業で成功し、現在は米国投資家協会顧問を務める藤本章氏(72)が自身の半生を詞にした作品。多くの日系人の共感を得ている1曲だ。