俳優ムロツヨシ(46)と岸井ゆきの(30)が24日、都内で行われた映画「神は見返りを求める」(吉田恵輔監督)の公開初日舞台あいさつに出席した。

主演のムロは「主演をやらせていただきました」と言ってマイクを口から離し、「ムロツヨシです!」と地声であいさつした。「2022年6月24日、ムロツヨシの日です。感極まっております」と喜んだ。

岸井は「(この日公開の)『ベイビー・ブローカー』を見ずに、『神は見返りを求める』を選んでくださった皆さま、大好きです」とあいさつし、笑いを誘った。「はからずも時代にマッチした作品になっています」とアピールした。

ムロは「『ベイビー・ブローカー』今日初日だったの? ムロツヨシの日に当ててきたんだ。やりがいありますね~」とおどけて、吉田監督から「向こうは意識してないよ」とツッコまれて笑いを誘った。

撮影は2年前に行われたという。岸井は「撮影が終わってからは楽しい時間をすごさせていただきました。撮影中、本当にムロさんが静かで…」と明かした。ムロは「ムロ『シズカ』でしょ?」とうなずき、「今回は、ぐっと(暗く)なっていないと、この役が軽くなっちゃいそうで。多面性を見せるには、空き時間の『フザケツヨシ』いらねえな、と思って」と説明した。岸井は「私は『レアツヨシ』を見られたってことですか? やっぱり!」と喜んだ。

この日は、一般社団法人日本記念日協会に6月24日が正式に「ムロツヨシの日」として認定されたことが発表された。ムロは「ウソ!? すごいね。こんなプレゼントあるんですね!」と大喜び。「来年からカレンダーに載るってことですよね? メーカーによって違うのかな。2メーカーくらい載せてくれないかな。いや~この行動をした人はすてきなおバカさんだなと思います」と興奮気味だった。

さらに「おバカなプレゼント、うれしいです。来年またみんなでここ集まろうよ。1年に1回、この日に初日迎える映画作ってもらってさ」と呼び掛け、拍手を浴びた。「これ持って『ベイビー・ブローカー』の舞台あいさつも行ってこようか?」とジョークを飛ばし、笑いを誘っていた。