ハリウッドの第一線から距離を置いていた米女優キャメロン・ディアス(49)が、2014年公開の映画「ANNIE/アニー」以来、8年ぶりに女優復帰することが明らかになった。ネットフリックスの新作アクションコメディー「バック・イン・アクション」で俳優ジェイミー・フォックスと再タッグを組むことが分かった。

「ANNIE/アニー」と「エニイ・ギブン・サンデー」(1999年)で共演しているフォックスが、自身のツイッターでディアスとの通話音声の録音を公開し、女優復帰に不安を抱えるディアスとの会話を投稿して制作を発表した。久しぶりの映画出演に戸惑うディアスに対し、「アドバイスしてくれる最適な人物がいる」と引退発表後に現役復帰したNFLのスター選手トム・ブレイディをグループ通話に招待。「私は比較的、復帰に成功しているから」と語るブレイディの声も確認できる。

新作でメガホンを取るのは、映画「モンスター上司」(11年)や「ベイウォッチ」(17年)で知られるセス・ゴード監督で、フォックスが制作総指揮も務める。配信日やストーリーなど詳細は明らかになっていないが、年内に撮影が行われる見通しだという。

「復帰は絶対にないとは言えない」と女優引退は否定していたディアスは、15年にロックバンド、グッド・シャーロットのフロントマン、ベンジー・マッデンと結婚し、20年には長女が誕生したことを公表。女優休業中はオーガニックワインブランドのプロデュースをしながら家族優先の生活を送っていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)