11日に放送された中島裕翔(28)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「純愛ディソナンス」(木曜午後10時)の第5話の平均世帯視聴率が3・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と12日、分かった。

初回から4・8%、4・3%、4・4%、3・7%だった。

平均個人視聴率は2・0%だった。

初回から2・6%、2・4%、2・3%、2・1%だった。

中島は教師役に初挑戦、初共演となるヒロイン役の吉川愛(22)と、決して一線を越えてはいけない禁断の恋を描く。同ドラマはオリジナル作品。「愛は、純粋すぎると毒になる」がテーマ。

第1章では、中島演じる新任音楽教師・新田正樹が、吉川演じる女子生徒・和泉冴と絆を深めていくが、本心で向き合えないまま決別する。

第2章では大人のドロドロの人間関係が展開するストーリー。5年後に、2人はひょんなことから再会するが、中島には妻がいた。微妙で繊細な関係性が次第に周囲を巻き込み、やがてディソナンス(不協和音)を生み出し破滅へと向かう。

第5話では、正樹がケガをして入院していることを知った冴は、居ても立ってもいられなくなり病院へと駆けつける。病院の屋上にいた正樹を見つけ、ようやく落ち着きを取り戻した冴は帰ろうとした。そんな冴を、何も言わずに抱きしめる正樹。我に返り、冴から体を離した正樹は「ごめん」とだけ言い残して去っていく。

冴がアルバイトとして務める、マッチングアプリ運営会社の「コアスパーク」社長の路加(佐藤隆太)は、SNSで正樹に関する情報をチェックしていた。そこで路加は、5年前正樹が教師を辞めたのは冴との写真が出回ったせいだと知る。

別の日、路加はコラボ小説の打ち合わせで、正樹の妻で小説家の愛菜美(比嘉愛未)と会う。愛菜美は、主人公が結婚生活を守るためにセカンドパートナーを決めるという路加のアイデアを基に、次回までに草案を出すと約束する。

その際、次回の打ち合わせ日として路加が提案したのは、正樹と愛菜美の結婚記念日だった。路加は、結婚記念日は予定を空けているという愛菜美に「記念日なんかにこだわっているカップルは大抵浮気する」と言い出し、同席した冴から非難される。

そんな折、冴は愛菜美から食事に誘われる。自分が紹介した編集者が冴の書いた小説を「退屈だ」と酷評したことを知った愛菜美は、まだチャンスがあるのだから諦めないよう助言する。

一方、正樹は、路加からあるビジネスの計画を持ちかけられる。自分たちは過去に傷を持つ者同士だから必ずいいパートナーになれると路加は言った。