最新アルバム「ジャスティス」を引っ提げてワールドツアーを行っている歌手ジャスティン・ビーバー(28)が6日、病気を理由に再開したツアーを再び中断することを発表した。ビーバーは11月9日から6年ぶりとなる来日公演を行う予定だったが、来年3月までの残りの公演全てをキャンセルするとオンラインサイトTMZは伝えており、日本での5公演も延期または中止される可能性が高い。

ビーバーは6月にSNSへの投稿で顔の半分がまひしていることを公表し、ラムゼイ・ハント症候群と診断され、治療に専念するためツアーを中断することを明かしていた。その後、回復したことを受けて7月31日からツアー復帰し、欧州でのツアーを再開させ、6公演を行っていた。先週末には、ブラジルのリオデジャネイロでのイベントにも参加していたが、「ステージを降りた後、疲労に襲われた」といい、医師や家族と相談した結果、ツアーより健康を優先させることにしたと説明している。「当分の間ツアーを休みますが、僕は大丈夫です。でも、回復のために休む必要があります」とコメントしている。

2023年3月まで南米、日本を含むアジア各国、オーストラリア、ニュージーランド、欧州を回る70公演を行う予定だった。キャンセルされた日程の振り替え公演についての詳細は明らかになっていない。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)