女優斉藤由貴の長女で女優の水嶋凜(22)が12日、大阪市内で主演を務めるミュージカル「シンデレラストーリー」(10月7日~10日、大阪・梅田芸術劇場)の取材会に出席した。

シンデレラを演じる水嶋は「ポップで明るい、ハッピーになれる作品です」とPRした。

この作品は、03年に劇作家の鴻上尚史氏が書き下ろしたミュージカルで、童話「シンデレラ」の中にある矛盾点を独自の視点で解消していくというもの。03年、05年の公演以来17年ぶりの再演となる。

デビュー2年目にして、初舞台、初主演に抜てきされた。今年、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」に出演し女優としての経験を積んだが、最初は映像と舞台の芝居の違いに戸惑ったという。

「表現の仕方が違うし、動きも思っている100倍くらい大きくしないと伝わらない。ダンスもやったことがなかったので振り付けを覚えることが本当に難しくて、帰り道に歩きながら復習していました」

それでも、既に東京で舞台を踏み、徐々に自信をつけている。

「課題はまだあって不安な気持ちもありますが、わくわくと楽しい気持ちとで、毎日幸せオーラに包まれています」

公演を見た知人からの反応も良く「感動した」「初めてとは思えない」など褒め言葉を受けたという。「うれしい言葉ばかりでダメ出しを聞きたくなるくらいです」とほほ笑んだ。

同作は、東京、愛知、福岡での公演を経て、大阪で千秋楽を迎える。水嶋は「最後、大阪で終わるので何か思い出になるものを買いたいです」と目を輝かせていた。【竹本穂乃加】