松平健(68)が28日、都内で行われた、フィットネスクラブを運営するRIZAP(ライザップ)グループのコンビニジム「chocozap(ちょこざっぷ)」グランドオープン記念イベントにゲストアンバサダーとして出席した。

イベントの冒頭でプレゼンテーションをした、RIZAPの瀬戸健社長(44)は「久しぶりの記者会見です。4年前に赤字で大変、ご心配をおかけしました」と笑みを浮かべた。企業買収を積極展開も、子会社の営業不振で19年3月期の決算で赤字に転落し、20年3月期もコロナ禍が基幹事業のジム事業を直撃し、2年連続で赤字となった。そのことを踏まえての、自虐ネタを繰り出したが「その中で、はい上がって参りました。2年前、去年と2年連続で黒字を達成いたしました」と胸を張った。

その上で、創業10年で18万人以上の体形と健康を改善し、結果にコミットしてきたRIZAPが展開する、新プロジェクト、chocozapの意義を説明した。

「日本のフィットネス人口は3・3%…発展途上国です。その3大要因が難しい、不便、高い。何よりも高い。会費は5000円、1万円も当たり前…それが、日本の現状だと思います。日本の未来のために、我々が出来ることを考えました。10年間、18万人以上に結果でコミットしてきました。人は変わる、を信じてやっております。RIZAPを、100分の1の価格で、新しい方に、新しい形で」

chocozapは、創業10年で18万人以上の体形と健康を改善し、結果にコミットしてきたRIZAPが展開する、新プロジェクト。会員のみが入退館可能な施設内に入館すると、着替え、履き替えなしで5秒でトレーニングをスタート出来る。マシンについているタブレットで、動画を見てトレーニング法を確認できる。そうした5分のちょいトレに加え、セルフエステ、脱毛、ゴルフの練習も出来る。その上、24時間、通い放題で月額2980円(税込み3278円)。

会員には健康をチェック出来る体組成計、ヘルスウオッチが入ったスターターキットが無償で提供され、10月中旬にリリースされるアプリで体調管理も出来る。スターターキットは有償での提供も考慮したというが、無償提供を決定。そのために、40億円を投資することも明かした。

既に都内を中心に105店舗(大阪、名古屋、その他の地方都市含む)展開しており、22年12月末までに200店舗、23年3月末までに300店舗の出店を予定している。無人店舗だが、セキュリティーに関しても会員しか入退館できない上、AIカメラを各店舗10台程度設置し、近隣にスタッフも配置し対応。コロナ禍における衛生面も、徹底するという。瀬戸社長は「フィットネス、運動の常識を変えたい。難しいを簡単、不便を便利、高いを安いに変えます」と強調した。