A.B.C-Z河合郁人(34)が7日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた、米ドリームワークスの新作アニメ映画「バッドガイズ」(ピエール・ペリフィル監督)初日舞台あいさつに登壇。劇中で日本語吹き替え版の声を担当した、ピラニアの歌が好評だと絶賛され「声は変えなくていいけど、アイドルの河合郁人の歌い方では、ない歌い方をしてくださいと言われて」と収録の裏側を明かした。ただ、人気を呼んでいるジャニーズ事務所の先輩の、ものまねの中でも、話題の木村拓哉(49)の声色が収録中に「入ってしまっている」と、スタッフから突っ込まれたと明かした。

トークの中で、タランチュラの声を担当したファーストサマーウイカ(32)が「まだ数回しか、声のお仕事をやらせて頂いていない。顔から入るというのは、ある手法だと思う。アニメの顔をやると、ウソがないかなと」と、タランチュラのキャラクターの顔をまねて演じたと明かした。

隣で聞いていた河合は「歌まね、声まねの方は、骨格で誰が出来るか選ぶので」と口にした。その上で「木村さんに結構、骨格も似てると思うので…。顔で言ったら、後藤さんの方が似てますね」と、似ていると言われるフットボールアワー後藤輝基(48)の名を挙げた。

その上で、歌については「常にアイドルとして歌っているので、難しかった」と収録を振り返ったが、なぜか客席のファンからから笑いが起きた。河合は「おかしいな? 今日、味方いるはずなんだけど…。こういう関係でデビューから10周年、来たんで」と笑った。そして「いつもの歌声が出ちゃうので、気を付けて歌いました。ピラニアの顔を見て、歌うのが一番やりやすかったですね」と振り返った。

その上で、河合は収録スタッフから声に木村が入っていると言われたといい「河合郁人を入れないでくださいって言われているのに、木村さんが入るわけ、ないじゃないですか? でも間奏で『ウウォウ…ウーウー』と入れた時『絶対、木村さん、意識していますよね』と言われました」と振り返った。そして「出ちゃってる、というのは、顔が似てるからっていうのも、あるかもしれないですね」と言うと、再び客席から笑いが…。ウルフの声を担当した尾上松也(37)から「失笑が正解なんですね?」と突っ込まれると「これ、正解なんですよ」と笑った。

そして、劇中のピラニアの歌を生披露した。松也から「全部、木村さんじゃなかった、今?」と聞かれると「全部、木村さんでいったんですけど(声が)続かないと思った」と笑った。

この日は、スネークの声を担当した安田顕(48)と、シャーク役のチョコレートプラネット長田庄平(42)も登壇した。