俳優藤原大祐(19)と、ロックバンド男闘呼組メンバーで俳優の高橋和也(53)が12日、東京・池袋シネマ・ロサで行われた出演映画「追想ジャーニー」(谷健二監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

主演の藤原演じる18歳の高校生、史也が、30年後の自身と共に思い出を追想しながらより良い人生を探る旅に出る物語。高橋が史也の30年後の姿を演じる。

藤原は母親に反抗気味の高校生役を演じたが自身は「僕は母との関係は良好です。反抗期もきてない」と語り「最近1人暮らしを始めて、むしろ会わない分、仲良くなりましたね。もう反抗期はこないかもしれないです」と明かした。

話題は3日間というタイトなスケジュールの中で行った撮影の話へと移り、高橋は「こなさなければならないシーンが膨大にあって。でも監督がどんどんいっちゃうんです。大祐君は若いし、セリフもぼんぼん入っているし、だけど僕はおじさんだから。必死になっていたのよ」と笑いを誘った。藤原によると、通常は1日に10ページほどのセリフ量だというが今回は40ページほどをこなしていたという。それでも高橋は苦しみながらも役者としての務めは果たしたようで、藤原は「でも1回もセリフ間違えませんでしたよね? さすがでした」と声をかけ、そのプロ精神に舌を巻いていた。

映画は池袋シネマ・ロサのほか、愛知・シネマスコーレ、京都シネマ、大阪・第七藝術劇場で上映中。藤原は「反響が良ければ公開時期が延びたり、いろんなところで見てもらえる。よろしくお願いします」と語り、高橋も「この映画が全国のみなさんに広がっていくように願っています。いろんなお友達に教えてあげてください。今日はありがとうございました」と締めくくった。