11月14日放送の俳優吉沢亮(28)主演フジテレビ系連続ドラマ「PICU(ピーアイシーユー) 小児集中治療室」(月曜午後9時)の第6話の平均世帯視聴率が8・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と15日、分かった。

初回から10・3%、7・5%、9・2%、9・1%、7・5%だった。

平均個人視聴率は4・9%だった。初回から6・1%、4・3%、5・3%、5・2%、4・3%だった。

吉沢のドラマ出演は、昨年主演したNHK大河「青天を衝け」以来。PICUはPediatric Intensive Care Unitの略で小児専門の集中治療室。15歳以下の子供を対象の“子供のためのICU”だ。吉沢が演じるのは北海道で生まれ育った、27歳の駆け出しの小児科医・志子田武四郎(しこた・たけしろう)。幼いころに父親を亡くし、母親の南(大竹しのぶ)に女手ひとつで育てられた。丘珠病院に新設されたPICUに異動を命じられ、科長で小児集中治療のパイオニア植野元(安田顕)と出会った。

第6話では、“しこちゃん先生”こと武四郎は、先輩医師の綿貫りさ(木村文乃)とともに、急性リンパ性白血病で丘珠病院PICUに入院中の立花日菜(小吹奈合緒)ちゃんの回診を行う。日菜ちゃんと会話していると、ずっと意識がない状態が続いていた小松圭吾(柊木陽太)くんが目を覚ます。PICU科長・植野からカンファレンスを仕切るよう指示された武四郎は、麻酔科医の今成良平(甲本雅裕)や小児外科科長の浮田彰(正名僕蔵)、救命医の東上宗介(中尾明慶)らとともに、圭吾くんの今後の治療方針を検討する。

拡張型心筋症で、心不全の憎悪を何度も経験している圭吾くんには心臓移植が必要だった。だが、圭吾くんは心臓移植を希望しておらず、移植待機の登録もしていなかった。圭吾くんの担当医となった綿貫は、彼にあいさつし、聴診器を当てようとするが「放っとけよ!」と手を振り払われた。