NHKは16日、東京・渋谷の同局で会見を行い、大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」(午後7時20分)の出場者を発表した。番組を手がける同局加藤英明チーフ・リード(49)が取材に応じた。

デビュー40周年を迎える中森明菜(57)や、昨年出場を辞退した松田聖子(60)ら登場が期待されるアーティストもいるが、出場者リストに名前はなかった。加藤氏は今後出場アーティストが増える可能性について「特定のアーティストについてのコメントは差し控えたいですが、発表されていないアーティストについても引き続き交渉していく可能性はあります」と話した。

「紅組」「白組」に分けていた司会の呼称は昨年から「司会」に統一されたが、「紅」「白」の対戦形式は維持することになった。加藤氏は「『紅白歌合戦』というタイトルが付く以上、紅組白組に分かれて次々にパフォーマンスを披露していただくのは変えられないところ」と説明。対戦形式の是非についても議論を重ねたが「大きな枠組みを変えてしまうと、視聴者に違和感を与えるのではと意見があった。大きな枠組みは基本的には変えずに、皆さんに楽しんでいただけるような紅白を届けようと、今日の発表に至りました」とした。

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