舞台「キングダム」(23年2月5日開幕、帝国劇場)のオールスターキャストによる本ビジュアルが完成し、27日、東宝から公開された。

また、帝国劇場で撮影したプロモーションビデオも完成。信役の三浦宏規、高野洸、■政・漂役の小関裕太、牧島輝、王騎役の山口祐一郎が、撮影の感想と12月から始まる稽古への意気込みをコメントした。

主なコメントは以下の通り。

◆信/三浦宏規

帝国劇場は言葉では言い表すことのできない厳かで、歴史と品格にあふれる特別な場所です。表から観客として訪れても、演者として楽屋入りしても身の引き締まる、特別な気持ちになります。そんな帝国劇場でキングダムの衣装を身に纏い4人で映像を撮影した時、もう何カ月か後には実際にこの場所で開幕しているんだと思うと、味わったことのない高揚感に包まれました。正直どんな舞台になるのかまだ全く予想がつきません。ただ必ず歴史に名を刻む舞台になるようこれから真摯(しんし)に稽古に励んでいきたいと思いと思います。

◆信/高野洸

衣装を身に纏った瞬間、どんな強敵にも立ち向かえるような精神になり、帝劇の舞台に足を踏み入れ客席を見た時「これが将軍の見る景色です」と、偉大なる方からお言葉をいただいた気がしました。信と同じように。一心同体となれた撮影終わりはどっと疲れが来るんですが、それもまた気持ちいいです。撮影から時間がたち、事前稽古も近づいてきました。頑張ります!

◆■政・漂/小関裕太

「帝国劇場に立ってみたい」という言葉は俳優仲間の間で当たり前のように聞きます。そのみんなが目指す舞台への憧れは僕にもあり、実際に立ってみると、景色を実感に落とし込むのに時間がかかりました。想像よりも客席への距離が近く、お客様からも観やすいし、自分達からもお客様が見やすい劇場なのだなと思いました。衣装を身に纏って歩いてみたり走ってみたり、剣を振るそぶりをしてみたり。動画に収めたものを見返してみると、帝国劇場に■政として立つ本番の自分の姿が見えてきました。普通は本番直前のリハーサルでしか確認できない舞台上での姿が、稽古期間に入る前にできたことはとても貴重な出来事だったと思います。

◆■政・漂/牧島輝

100年を超える歴史を持つ帝国劇場で、紀元前200年以上前の歴史が紡がれる作品であるキングダムが上演される事にとてもロマンを感じています。漂として、政として舞台の上から見える景色はどんなものなのか、今からワクワクしています。皆様に楽しんでいただけるよう、12月から座組一同精いっぱい頑張りたいと思います! お楽しみに!

◆王騎/山口祐一郎

衣装、ヘアメーク、小道具、デザイナー、写真家、クリエーティブ・スタッフの皆さま方が、私を王騎に仕立ててくださいました。これからお稽古が始まります。紙面からあふれんばかりに矛を振り回し、人も空間も切り裂く、あの王騎の心意気を心を込めて演じたいと思います。

「キングダム」は、紀元前、春秋戦国時代の中国を舞台に、戦災孤児の少年、信と、玉座を追われ、のちの始皇帝となる若き王、■政(えいせい)が初の中華統一を目指す道のりを描く。原泰久氏の原作コミックは06年から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載され、既刊66巻の累計発行部数は9200万部を突破。完成したプロモーションビデオのURLはhttps://youtu.be/3zn0giKKlAU

※■は亡の下に口、下に月女迅のツクリを横に並べる