12月8日に出版されるエリザベス英女王に関する伝記で、孫のヘンリー王子(38)が妻のメーガン妃(41)に夢中になっていることを女王は心配していたと明かされていることが分かった。王室と親交のある作家ジャイルズ・ブランドレス氏による、9月8日に亡くなった女王の晩年に関する新たな伝記「エリザベス:アン・インティメート・ポートレート」の抜粋を、英デーリー・メール紙が掲載したもの。

同紙によると、女王はヘンリー王子がメーガン妃と結婚すると聞いたとき、本当に喜んだといい、妃のことも気に入っていたという。ヘンリー王子がとても幸せそうで、メーガン妃の存在が王室の国民への貢献につながると感じており、世間が思うような負の感情はなかったブランドレス氏は明かしている。

女王はメーガン妃のことが好きで、周囲にもそう話しており、結婚前から将来の義理の孫娘が王室で歓迎されていると感じるよう、できる限りのことをしてきたという。一方で、王子が恋に舞い上がっているとも感じ、心配もしていたと明かしている。

2020年に夫妻が王室を離脱し、米カリフォルニア州に移住した後は、王子が米国で独り立ちし、本当にやりたいことを見つけることを願っており、夫妻がテレビインタビューで王室批判をした後でさえ、何より王子の幸せを心配していたと明かしている。

王子は来年1月に暴露本となる回顧録の出版を予定しているほか、来月には夫妻のドキュメンタリーもネットフリックスで配信予定で、女王が死の間際にこうした夫妻の行動について何を想っていたのかや、父チャールズ国王や兄ウィリアム皇太子との確執についてどう感じていたのかなどが、伝記で明かされているのか注目されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)