映画「月はどっちに出ている」などで知られる、映画監督の崔洋一(さい・よういち)さんの訃報を受け、俳優でタレントの松尾貴史(62)らが追悼した。

松尾は27日、ツイッターで「大森一樹さんの悲しみも癒えぬ間に崔さんが。35年前、原田芳雄さんの家の餅搗きの打上げで、私が連れて行った俳優と喧嘩になり仲裁したのが初対面でした。お二人ともまだまだ若い」と悼んだ。

女優の佐伯日菜子(45)は「雪ではしゃいでた夕張で、大きな体の崔監督がガッシリ肩を組んで『君たちは映画の子供だよ』って言ってくれたのすごく覚えてる」と回想。「成人してだいぶ経った今でも私は映画の子供だと思ってる。映画祭ってそういうのがいいんだよ。素晴らしい作品をありがとうございました」と感謝の言葉をつづった。

俳優の賀集利樹(43)は「崔さん、僕の初舞台は崔さんの初舞台演出の『女殺油地獄』でした。若かった僕に色んな事を教えて下さり導いて下さいました。また一緒に作品を作りたかった。もう一度お会いしたかったです 崔洋一監督、ご冥福をお祈り致します」と悼んだ。

崔さんは27日午前1時、ぼうこうがんのため、東京都内の自宅で亡くなった。73歳だった。