歌手ジャスティン・ビーバー(28)が、インスタグラムのストーリーで、スウェーデン発の世界的ファッションブランドH&Mが自身の写真などを使った商品を無許可で販売していると批判し、ファンに購入しないよう呼びかけた。

自身のファッションブランド「ドリューハウス」をクリエーティブ・ディレクターのライアン・グッド氏と共同で設立しているビーバーは「H&Mで売られている(自身の)商品のコレクションを認めていない。すべて、許可なく販売されているものだ。僕が君たちなら買わない。これらの商品はゴミだ。許可をしていない。買わないでくれ」と投稿し、ファンにボイコットを求めた。

H&Mは2016年にビーバーのワールドツアー「パーパス・ワールド・ツアー」に関連したパーカやグラフィックTシャツを販売していたほか、数年前からビーバーの写真やアルバムからインスピレーションを受けた商品の販売を行ってきた。

ビーバーの投稿を受けてH&Mは「他のライセンス商品やパートナーシップと同様に適切な承認手続きを踏んでいます」と反論するコメントを出した。ただその後、オンラインショップからビーバーに関する商品が削除された。削除理由は不明。

H&Mはビーバー以外にも、歌手ビリー・アイリッシュやアリアナ・グランデら人気アーティストとのコラボ商品を販売していることで知られる。

ビーバーは先月、ドリューハウスの日本初のポップアップストアの開催に合わせて極秘来日し、着ぐるみで集まったファンの前にサプライズ登場して話題になっていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)