米映画「青い珊瑚礁」(80年)などで知られる米女優ブルック・シールズ(57)が20日、米サンダンス映画祭で公開されたドキュメンタリーの中で、過去に性的暴行の被害を受けたことを告白した。

加害者の身元については明かしていないが、その男性とは大学卒業後すぐに出会ったことや、すでに知っている男性だったこと、新作映画の配役についてのミーティングの場での出来事だったことなどを明かしている。タクシーを呼ぶからと言われホテルの部屋についていくと、洗面所に消えた男性が裸で現れ、襲われたという。

シールズは、12歳の売春婦を演じたデビュー作「プリティ・ベイビー:ブルック・シールズ」(78年)と同名タイトルの自身の半生を描いたドキュメンタリーの中で、「レスリングのようだった」と涙ながらにつらい過去の出来事を初告白した。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)