ロックバンド、シーナ&ロケッツのリーダーでギタリストの鮎川誠(あゆかわ・まこと)さんが29日午前5時47分、膵臓(すいぞう)がんのため亡くなった。74歳。所属事務所が30日、発表した。

長女でモデルの鮎川陽子(46)は、ツイッターで家族での思い出の写真を複数投稿。「父、鮎川誠がなくなりました。最後の1ヶ月間、娘3人で交代しながら家で一生懸命看病していました。ぜったい良くなるって信じていたのに、回復の願いが叶わず、悲しくてしかたがありません」と最近の様子を明かし、父についても「お父さんは世界一かっこいいロッカーでした。応援してくださった皆様、ほんとうに感謝しています」とした。

所属事務所によると、鮎川さんは昨年5月にがんが発覚し、余命5カ月程という宣告を受けたが、本人の強い思いで公表しなかったという。来月4日には、妻で15年に亡くなったシーナさんの葬儀も行った東京・代沢の森巌寺(しんがんじ)開山堂で、「ロック葬」を執り行う。喪主は陽子が務める。

鮎川誠さんの命奪った膵臓がん、早期発見困難な「沈黙の臓器」過去に星野仙一氏、ジョブズ氏らも