NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜)の1日に放送された第84話の平均世帯視聴率が16・0%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は9・2%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第10話の16・9%。

時代は90年代から現在、「物づくりの町」として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれたヒロインの岩倉舞(福原遥)は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧」に魅入られる。やがて入学する航空学校で“パイロットの卵”である仲間と励まし合いながらフライト訓練に挑み、飛行機で空を飛ぶ夢に向かっていく物語。福原は朝ドラ通算4度目のオーディションで2545人の応募を勝ち抜いて主役をつかんだ。長崎出身の歌手さだまさしが語りを務める。

あらすじは、婚約者の親に結婚を反対され、傷心の久留美(山下美月)。そこへ問題の八神(中川大輔)が現れ、両親を必ず説得すると約束する。そして久留美はデラシネで、舞と貴司(赤楚衛二)にノーサイドでの出来事を話す。久留美の父佳晴(松尾諭)のことを心配する舞だが、相手の母親に土下座した父を情けないと久留美は言う。それに対して貴司は、娘に幸せになってほしい親心だろうと語る。

八神は佳晴に会ってわび、佳晴に新しい職場を紹介する。八神は久留美に「今のままでは不幸なまま。助けたい」と言う。しかし久留美は「今でも十分幸せ。蓮太郎さんとは結婚できません。別れてください」と婚約指輪を返す。