お笑いコンビ空気階段とビスケットブラザーズが1日、都内で、ツーマンライブ「俗の細道」の合同取材会に出席した。

21、22年のキングオブコント王者が、それぞれ頂点に立つ前の20年から実施してきたユニット。原田泰雅(31)は「2019年にキングオブコントの決勝にいかせてもらって、よしもと漫才劇場の6周年の会見で、(水川)かたまりに『ちょっとやってみる?』っていったら、次の日に決まっていました」ときっかけを明かした。当時「西のビスケットブラザーズ」「東の空気階段」と呼ばれていたといい「共通点があって、ちょっと一緒にできたらなと」と話した。

先に王者になった水川は、先輩コンビについて「お笑いをやる上でのフィジカルがめちゃめちゃ強いなと思いますね。まず個人能力が高いなと思います。サッカー好きなんですけど、レアル(マドリード)みたい。他のチームとかだったら、細かい戦術なり決め事があってやっていく。(ビスブラは)もう単純にやっぱ能力が高い2人でやってる。それがもう戦術になる。その上でやっぱきめ細やかさというか、そこはすごいたぶんちゃんと見ないと気づかないかもしれないけど、ものすごく繊細な部分があるっていうその二面性が魅力的」と絶賛した。

キングオブコントで優勝する前の空気階段のネタを舞台そでで見た際に、きん(31)は「うわー!」と思わず声を出したという。「やられたなっていう面白さってあんまり思うことないんですけど、なんかダークでかっこよくて、けどめっちゃ超ストロングのお笑いでみたいなのってあんまり大阪でもあんまり感じたことなかったんですけど、なんか本当にやられた感があった。とてつもない2人」と評価した。原田も「自分がビスケットブラザーズじゃなくて、中学の時からお笑いずっと好きやったら、理想とするコンビが今隣におるという感じですね」。

鈴木もぐら(35)は「ビスブラさんのライブは身銭で見に行きたい。働いて得たお金を払ってみたい。ファン側。ビスブラさんのライブをプレゼントできますもん」と尊敬のまなざしを向けた。

「俗の細道」は10日に大阪・COOL JAPAN OASAKA TTホール、24日に東京・よみうり大手町ホールでそれぞれ開催。東京公演は劇場チケットがすでに完売しているが、オンラインチケットを発売中。大阪公演は劇場チケットのみとなる。