関西の人気長寿番組、ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」(金曜午後11時17分=関西地区)に出演する新たな探偵として、カベポスター永見大吾(33)、落語家桂二葉(36)が決まった。24日、同局が発表した。女性の落語家が探偵になるのは初めて。

3月末で卒業する、たむらけんじ(49)ハライチ澤部佑(36)銀シャリ橋本直(42)の後任として、霜降り明星せいや(30)ゆりやんレトリィバァ(32)の2人が新探偵として加入したが、新たに2人が加わり、4月から計4人の新探偵が誕生する。

三重県出身の永見は、大阪府出身の浜田順平と14年にコンビを結成。昨年の第43回ABCお笑いグランプリで優勝、昨年末のM-1グランプリではファイナリストになった。緻密(ちみつ)に作り込まれたネタを淡々と語る漫才で、永見はボケを担当。大喜利風のボケを積み重ねて爆笑を誘う。

大阪市出身の二葉は上方落語界の次代スター。11年3月、桂米二に入門。21年NHK新人落語大賞で古典落語「天狗さし」を披露し、審査員全員が満点で女性初の大賞に選ばれた。さらさらのおかっぱヘアトレードマークだ。

同番組は視聴者から届く「日常のくだらないネタ」から「アカデミックなネタ」まで、あらゆる依頼を探偵が調査する。永見と二葉が、どう“調査”するかも注目される。

同番組はダウンタウン松本人志が3代目局長を務め、今春、放送35周年の節目を迎えるにあたり、10年ぶりにメンバーを刷新した。