新海誠監督(50)、俳優神木隆之介(29)が25日、都内で、アニメーション映画「すずめの戸締まり」のプレミア上映会に出席し、互いの信頼感などを語った。

「君の名は。」「天気の子」に続き、2人がともに仕事をするのは3作目。新海監督は「『すずめ-』の公開初日、夜どうしても落ち着かなくて、1人で新宿の磯丸水産で飲んでたんです、神木君に何げなくLINEして『1人で飲んでるんだよね』って言ったら、けっこう夜中だったけど神木君が来てくれた。すごくうれしかった」と振り返り、神木演じた芹澤という大学生に近い行動だったと語った。

神木は「店に入って監督を探した時、1回目は見つけられなかった。もしかしてあれ? とカウンターの端のところで、めちゃくちゃ疲れてた。見たことのない姿でした」と応じた。

新海監督は、神木について「いろんなタイミングで声をかけてくれるんです。誕生日の時や、何か大事なものが公開された時は必ず電話をくれる。電話ってなかなかできないけど、神木君はそのハードルをひょいっと超えてくれる。周りに愛される理由が分かります」と言うと、神木は「電話はハードルないです」と笑っていた。

同作は昨年11月11日に公開され、現在もロングラン中。133日間で興収142・6億円を記録した。

神木も映画館で見たそうで「作品として素晴らしいのと同時に、いろいろな思いが詰まっている。未来に引き継がれていかないといけない作品だし、大きなメッセージがある。今、いとおしいと思う感情をより大事にしていきたいなという感想でした」と話し「この作品に関われて幸せ者です」とした。