俳優松田凌(31)が25日、都内で、主演映画「仁義なき幕末-龍馬死闘編-」(橋本一監督)公開初日舞台あいさつに出席した。

幕末にタイムスリップした令和のヤクザを描く新感覚時代劇。映画と演劇の融合を試みる東映のメディアミックスプロジェクト「ムビ×ステ」の第5弾作品となる。

松田は、インテリ若頭の村田恭次と坂本龍馬の2役を演じた。劇中ではヤクザらしい入れ墨のメークを披露しており「子供だった頃の憧れ。3時間ほどかけました」と振り返った。

撮影では入れ墨メークを堪能したようで「あの入れ墨に力をもらって撮影に臨めた。できるならずっと残しておきたかった。あれば脱ぎたいくらいの気持ちです」と笑顔。メークは2日ほどで消えてしまったが「撮影当時はタンプトップばかりでいました」と笑った。

作品にちなみ「10年前にタイムスリップしたら自分になんと声をかけたいか」と聞かれると、松田は「10年前は21歳で、俳優として活動を始めた年。当時の自分には、(俳優を)続けていて大丈夫だぞと伝えたい」。また「『仁義なき幕末』でありがたくも主演を張らせていただいて、素晴らしい皆さんと共演できて、こんな誉れはない」としみじみと語った。

剛力彩芽、矢崎広、荒川ちか、石黒英雄、本田礼生、本宮泰風、橋本監督も登壇。