WBCの次はMLBに注目!! エンゼルス大谷翔平投手(28)らが戦う米大リーグが31日(現地時間30日)に開幕する。NHK BS1「ワースポ×MLB」でキャスターを務めるタレント菊池柚花(ゆうか、23)がこのほど取材に応じ、その見どころや魅力を語った。

MLBのおもしろさを、試合映像などとともに伝えるスポーツ情報番組で、菊池は昨年に続いて4月1日から土曜・日曜を担当する。大谷をはじめパドレス・ダルビッシュ有投手(36)、レッドソックス吉田正尚外野手(29)ら侍戦士も多く参戦しており、WBC効果で例年以上に注目度も高まっている。菊池は「MLBではプレーの緻密さやパワーが見どころです」と紹介しつつ「WBCでは選手の人間味や得点をとった時の喜びに引き込まれた人が多いのかなと思います。メジャーは選手の感情の起伏がより一層すごいです。昨年は大谷選手も毎日見ても飽きないくらい、いろんな表情をしてくれていました。私もキャスターとして多くの視聴者をMLBの沼に引き込みたいです」と笑顔で語った。

WBCでは初戦の中国戦を現地観戦し、先発した大谷のリアル二刀流を肌で感じた。「大会中は毎日WBCのことばかり考えていました」と振り返り「大谷選手はイタリア戦のセーフティーバントのシーンが印象的でした。チームのために、という志が見えて驚きましたし、戦う気持ちを背中で教えてくれている気がして、それがチームを支えてくれていたのかなと思います」。

キャスターとしての目標は、昨年かなわなかった米国取材で、来る日へ向けて英会話も学んでいる。仕事の企画で始球式へ向けた特訓にも励んでおり「100マイル…は無理ですけど、100キロを目指して頑張っています」。ゆくゆくはお気に入りだという大谷のツーシーム習得も夢に掲げ、「いつかMLBの始球式でツーシームを投げたいですね」と目を輝かせた。

今後は野球に関する仕事の幅を広げつつ、女優業などにも挑戦していく。キャスターとしては「まだまだ勉強中です」と謙虚に語り、2季目のシーズンインに向け「今年からMLBを見始める人にも寄り添い、少しでもおもしろいと思ってもらえるように、がむしゃらに頑張りたいです」。

チャンスに強い“クラッチ”な存在となるべく、こちらも万全の準備で開幕へ臨む。【松尾幸之介】

◆菊池柚花(きくち・ゆうか)2000年(平12)1月19日、栃木県出身。明大在学中にスカウトされ芸能界入り。明大在学中に神宮球場に母校の応援に行った際に、当時のエース森下暢仁投手(現広島)の姿を見て野球に夢中に。「ワースポ×MLB」キャスターのほか、とちぎ未来大使なども務める。MLBの推し球団はメッツ。日本では西武とソフトバンク。特技は書道とピアノ。身長161センチ。