英国のヘンリー王子(38)の妻メーガン妃(41)が、異母姉サマンサ・マークルさんから名誉毀損と悪意のある虚偽で訴えられていた訴訟が棄却された。米フロリダ州の地方裁判所が先月30日、サマンサさんの提訴を却下したと複数のメディアが報じた。

2021年にヘンリー王子と共に出演した米CBCテレビのオプラ・ウィンフリーとのインタビュー番組で「一人っ子」として育ったなどと話したことが悪意あるうそだとして、昨年3月に7万5000ドルの損害賠償を求める訴訟を起こされていた。

妃は宣誓証言の中止と訴訟の棄却を求めていたが、今年2月に裁判所がこの申し出を却下していた。しかし、米オンラインニュースのデイリー・ビーストによると、ハネウェル判事は一転して「メーガン被告は子ども時代の異母姉との関係について意見を述べているだけにすぎない」と述べ、被告の陳述は客観的に検証可能ではなく、虚偽であると証明はできないとし、サマンサさんの訴えを退けたという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)