女優奈緒(28)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」(木曜午後10時)の第3話が27日に放送され、平均世帯視聴率が5・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが28日、分かった。第1話から5・8%、4・9%だった。平均個人視聴率は2・7%。第1話から3・1%、2・6%だった。

同局連ドラ初主演の奈緒は、32歳で平凡なOLの主人公・吉野みちを演じる。永山瑛太演じる夫・陽一とは結婚5年目でセックスレス歴2年の夫婦。岩田剛典は奈緒の上司・新名誠役で、田中みな実は岩田の妻でキャリアウーマンの新名楓役。夫婦のセックスレスをテーマに、30代男女のタブーに切り込んだ禁断の恋愛ドラマ。一見幸せそうな2組の夫婦が複雑にもつれ合っていく。

原作はハルノ晴氏による同名コミック。制作陣には、社会現象を巻き起こした14年の同局系連ドラ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で演出を務めた西谷弘氏をはじめ、当時の制作スタッフが再集結した。

第3話では、みちは夫の陽一から花束をプレゼントされ、2年ぶりに陽一から求められたことに高揚感を抱いたが、そんな陽一の態度に一抹の違和感も覚えた。その頃、新名誠は楓との結婚記念日を祝うためレストランにいた。だが、楓は急な仕事が入り、レストランには現れなかった。

翌日、会社から帰宅する途中、みちは新名を見つけて歩み寄る。セックスレスが解消に向かいそうだとうれしそうに報告するみちに、新名はほほ笑んで祝いの言葉を贈るが、その表情にはかげりがあった。

一方、陽一が働くカフェは、三島結衣花(さとうほなみ)の接客が評判になって繁盛しはじめていた。高坂仁(宇野祥平)は、陽一に「お前、なんか変わったよな」と話す。2人の会話を聞いていた三島と陽一の目線が交わった。