菜々緒(34)が28日、都内で、この日から公開の映画「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(松木彩監督)完成披露舞台あいさつに出席した。

主演の鈴木亮平(40)らに続き、劇中で着用した救急救命チームの衣装で登場した。「今日こうして『MER』を愛してくださる皆さんに見ていただけて、感無量です」とほほ笑んだ。同作は21年7月期にTBS系で放送されたドラマの映画化で、ドラマ版から出演していた菜々緒は「私は包み隠さず、続編が嫌で嫌で仕方無かったんですけど、このメンバーだったら戦友として、何とか乗り切れるんじゃないかって自信がありました。お届けできてうれしいです」と明かした。

鈴木から「菜々緒さん、現場ですごく楽しそうでしたよ」と指摘されると、「現場は楽しいですよ。でもまあ、とにかく大変で。大変でしたでしょう?」と聞き返した。賀来賢人(33)からは「この人(鈴木)に言っても無駄だよ」と言われ、鈴木も「大変なほうが好きだから」とニヤリ。菜々緒は「とにかくスケールがどんどん大きくなって。本当に撮れるのかと不安で不安で仕方なかったんですけど、できるもんですね」と前向きに話した。

撮影中のエピソードを聞かれたフォンチー(32)が、現場で佐野勇斗(25)が女性キャストに差し入れをしていたと明かす一幕もあった。さらにフォンチーは「特に菜々緒さんにこびを売っていました! 私とかには小さいお菓子だったのに、菜々緒さんにはデカめのおいしいそうなチョコレートだった」と暴露。鈴木から「われわれと菜々緒さんの差はなんなの?」と詰め寄られ、佐野は「菜々緒さんは、菜々緒様ですから!」と釈明し、笑いを誘っていた。

映画は最新医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で重大事故や災害現場といった緊急事態に駆けつけて救命処置を施す救急救命チーム「TOKYO MER」の物語。高層ビル火災を題材に一大スペクタクルが繰り広げられる。