女優寺島しのぶ長男の初代尾上眞秀(10)が1日放送のテレビ朝日系トーク番組「徹子の部屋」(月~金曜午後1時)に出演した。

冒頭、黒柳徹子の投げキッスに投げキッスで応えた眞秀。2日からの「團菊祭五月大歌舞伎」(~27日、東京・歌舞伎座)で初舞台を踏む。

眞秀は番組で、祖父で歌舞伎俳優の尾上菊五郎と祖母で女優の富司純子のもとを1人で訪れた際に突如「尾上眞秀」襲名を切り出された様子を笑顔で振り返った。「おはようございます、って言った時に『お、眞秀、襲名するか』ってなって、最初『え?』と思って、その時は『はい』って言いました」。黒柳徹子から「それを報告なさったの?」と帰ってから寺島に伝えた様子を聞かれると、眞秀は「何も言わずに1回、ばぁばの家に行きました。たぶん、あわててたんだと思います」と冷静に回想した。

名前については「僕が尾上眞秀がいいって言ったからです」と説明。黒柳から祖父の文字にもある「菊」が入った名前をすすめる声もあった、と紹介されたが、眞秀は「他のお弟子さんがいっぱいいるので、間違えられたくないから、眞秀という本名で」と笑顔で答えた。

祖父菊五郎については「千秋楽にお客さまを楽しませるように、面白いことを最後の最後に言うんですよ。そこが面白いところ、というか、面白い役者さんだと思います」と、大人びた回答で和ませた。

これまで本名の寺嶋眞秀を名乗っていたが、全体稽古が行われた先月28日から尾上眞秀として登場している。