ジャニーズ事務所の元所属タレントがジャニー喜多川前社長(19年に死去)からの性加害を訴えている問題を受け、経営体制の改善と強化のため同事務所の社外取締役に就任することが発表されたWBC侍ジャパンのヘッドコーチ白井一幸氏が28日、自身のブログを更新した。

「この度ジャニーズの社外取締役に就任することになりました」と報告。「まったくジャニーズの関係者も知らず、芸能界とは無縁の私に、まさか依頼があるとは思いませんでした」と明かした。「火中の栗を拾うのか?と周りからは言われましたが、私は迷いなくお受けすることを決めました。力を貸して欲しいと望まれて、やらない理由は見つかりませんでした。難しく批判の多い役割だからこそ、やり甲斐を感じました」と決意をつづった。

また「ジャニーズの過去に何があったか? 報道されている限りでは、許されない事です」とし、「事実を認め、罪を償うことは必要です。そして本当の責任を取ることは、これからどうなるかの方が重要です」と説明。「今後、応援してきた方々に、安心して応援できるジャニーズになること。そしてジャニーズのタレントが誇りを持って活動できる事務所になることが、何より大切なことです」と記した。

「私は社外取締役として、今後どうなっていくのかに焦点を合わせて、様々なチャレンジをしようと決意しています」と意気込んだ。「できるかどうかより、やるかどうかです。チャレンジしない限り何もおきません。やらないで後悔するより、まずやってみる方を私は選んできました。侍JAPANもチャレンジからの結果です」と締めた。

ジャニーズ事務所は26日、「コンプライアンス遵守、再発防止策の確実な遂行を含めた経営体制の改善と強化」として、白井氏ら3人の社外取締役の就任などを発表していた。