ドミニカ共和国出身の女優豊原江理佳(27)が6日、都内で、米ディズニー名作映画実写版「リトル・マーメイド」(9日公開)の公開記念イベントに出席した。

豊原は主人公・人魚アリエル役の吹き替え版声優を務める。セバスチャン役の木村昴(32)、アースラ役の浦嶋りんこ、エリック役の海宝直人(34)、スカットル役の高乃麗も登壇した。

イベントは「“リトル・マーメイド”フェス」として行われ、豊原は人魚をイメージしたターコイズブルーのロングドレスをまとって登壇。オープニングから豊原が「パート・オブ・ユア・ワールド」を歌い始めると、その後は海宝が「まだ見ぬ世界へ」を、浦嶋が「哀れな人々」を、木村と高乃が「キス・ザ・ガール」をメドレーで熱唱した。

豊原は「今日、みなんさんの歌を初めて聴きました。これをもうすぐすると映画館で聴けると思うとワクワクする」と語った。この日、来場者は配られたペンライトをゆらゆらと揺らし、海中をイメージした演出の中での熱唱だった。「楽しかったです。ペンライトが海みたいだった」と笑顔を見せた。

最後は木村の「“リトル・マーメイド”、フィナーレです!」のかけ声で、アニメーション版公開時にアカデミー賞歌曲賞を受賞した「アンダー・ザ・シー」を6人で熱唱した。

最後に豊原は「きっと皆さまの背中を押してくれる作品だと思います。公開を楽しみに待っていただければ。みんなで公開を迎えられたことがうれしい。みんなで一緒に盛り上げていきましょう」と締めくくった。

本作の主人公は、海の王女アリエル。まだ見ぬ人間の世界に憧れていたアリエルは、おきてによって禁じられているにも関わらず、ある日人間の世界に近づき、嵐に遭った王子エリックを救う。この運命の出会いによって、人間の世界に飛び出したいという思いを抑えきれなくなったアリエルは、海の魔女アースラと恐ろしい取引を交わす。それは、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出すことだった。

◆豊原江理佳(とよはら・えりか)1996年(平8)4月8日、ドミニカ共和国出身。08年にミュージカル「アニー」の主人公アニーでデビュー。15年には単身で米ニューヨークへ留学。21年「キネマの神様」(山田洋次監督)にも出演。特技は英語、ジャズダンス、タップダンス、バレエ、ピアノ。現在、事務所は「ワタナベエンターテインメント」に所属。156センチ。A型。