参院議員で国土交通副大臣を務める石井浩郎氏(59)が、前千葉県知事で俳優の森田健作(73)がパーソナリティーを務めるFM NACK5「青春もぎたて朝一番!」(日曜午前6時30分)とニッポン放送「青春の勲章はくじけない心」(月曜午後6時20分)にゲスト出演することになりこのほど、都内のスタジオで収録に臨んだ。

石井氏は、近鉄や巨人など4球団で13年間プレーした元プロ野球選手。10年、野党に転落していた自民党から白羽の矢が立ち、参院秋田選挙区から出馬し初当選し、現在3期目。「西武ライオンズでコーチをしていました。その後、フリーとなり球団からのオファーを待っていたところ、お話をいただいたのは自民党でした」と振り返った。

石井氏は幼少時代についても語った。小5の時、クラスで腕相撲大会があり、女子代表と男子代表が対戦することになり、男子代表に選ばれたのが石井氏だった。女子代表は、細くて小柄な子だったが、なんと、クラス全員が見守る中で女子に負けてしまったという。石井氏は「野球部に入っていたのに負けてしまったんです。それは屈辱でした。ただ、その当時の野球選手は筋トレはよくないということで、水を飲むな、体を冷やすなという時代でした。だから、すぐに、お小遣いで、トレーニングの器具を買って、筋トレを始めたんです。女子代表の女の子には感謝しなければなりません」と話した。

また、20年春の高校野球センバツ大会が中止になった時に、夏に甲子園球場での交流試合の開催を実現するために、尽力した経緯なども語った。石井氏は「夏の大会は予選から中止となっていたけど、センバツは代表切符を獲得していての中止だった。だからどうしても、甲子園で試合をさせてあげたかった。日本高野連などの野球界だけではなく、首相官邸に出向いて、理解を求めました。秋田県の代表がいなかったことも幸いしました。きっと、秋田代表がいたら、選挙のために動いているのだろうと思われてしまいましたから」と話すと、森田も「それはよくわかる。政界はとにかく、足を引っ張るから」と納得していた。

放送はNACK5は18日、25日、ニッポン放送は10日。