女優天海祐希(55)が主演を務めるカンテレ制作フジテレビ系連続ドラマ「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」(月曜午後10時)の最終話が26日に放送され、平均世帯視聴率が7・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが27日、分かった。第1話から9・3%、7・9%、8・3%、7・8%、7・5%、7・1%、7・5%、7・4%、7・4%、7・8%だった。平均個人視聴率は4・4%。第1話からは5・3%、4・5%、4・8%、4・5%、4・3%、4・1%、4・3%、4・3%、4・2%、4・5%だった。

天海は頭脳明晰(めいせき)で変装の達人、元敏腕弁護士というワケあり美人探偵の上水流涼子役を演じる。天海と初共演の松下洸平(36)は、女性に苦手意識を持ちながらもIQ140を誇る貴山伸彦役を担当し、バディを組む。ときに手段を選ばない涼子を貴山が頭脳を生かしてサポートする。また、2人が抱える過去の因縁にも立ち向かう。涼子は弁護士資格を剥奪されたきっかけの傷害事件の真相を、貴山は家族との確執を追う。

「クセ強コンビ」が理不尽な悪党たちを“あり得ない”手段で葬る極上痛快エンターテインメント。原作は映画化された「孤狼の血」で知られるミステリー作家柚月裕子氏の小説「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」。天海、松下の他にも白石聖、中川大輔、丸山智己、仲村トオルらが出演する。

最終話で、当時弁護士だった涼子に催眠をかけるよう依頼し、法曹界から追放したのは諫間(仲村トオル)だった。理由が分からず、納得できない涼子は、貴山に促され、諫間グループの顧問弁護士だった頃のことを思い返す。すると、諫間が、負債を抱えた技術系の小さな会社と合併しようと躍起になり、それに反対してもめたことがあったと思い出す。しかし、父親の後を継ぎ、顧問弁護士として2代にわたって会社を支え、信頼関係を築いていたことから、涼子はその程度のことで諫間が自分をおとしめるはずがないと話す。いくら考えても理由が分からず、もはや本人に聞くしかないと意を決した涼子は、貴山を連れて諫間の元へ向かう。

「あんな姑息(こそく)な手、私の知ってる諫間慶介なら、絶対にやらない」うそであってほしいと願う涼子に、諫間は驚くべき言葉を口にした。

諫間の胸の内と、傷害事件の真実を知った涼子。さらに、傷害事件の被害者である椎名レンズの椎名保(野間口徹)が拉致・監禁されるという新たな事件も勃発!父親の非情な仕打ちを知ったとき、娘の久実(白石聖)が選ぶ道とは。涼子と貴山、最強バティ最後の闘いが始まる。