英国のヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻が、米音楽配信大手スポティファイとの2000万ドルといわれる契約を打ち切られて以降、セレブとしてのぜいたくなライフスタイルを維持するため計り知れない経済的プレッシャーの中で「生き地獄」に直面していると、英デイリー・エクスプレス紙が報じた。

2020年に英王室を離脱した夫妻は、米カリフォルニア州モンテシートに1470万ドルで購入した邸宅で2人の子どもと暮らしている。家の維持費とセキュリティーの費用は高額で、スポティファイと決別した後、別の収入源を探す必要に迫られているという。

夫妻は動画配信大手ネットフリックスとも推定1億ドルとされる大型契約を結んでおり、少なくとも2025年までは続くとされているが、契約金の一部が未払いだとの報道もあり、今後納得できるコンテンツが提供できなければ契約が打ち切られる可能性もささやかれている。

そんな中、夫婦仲の危機も取り沙汰されており、米オンラインメディアのRadarOnineは、夫婦関係を癒やして再構築するために別居していると報じている。王子は、妃が求めるハリウッドのショービズ界になじむことができず、「自分自身を見つける」ことを望んでいると伝えている。王子は新しいプロジェクトのため単身でアフリカ訪問を計画しており、別々の大陸で離れて過ごすことで互いに前へ進むために必要なものを見つけようとしていると夫妻に近い関係者は語っている。

先日は王子が、確執が取り沙汰される兄ウィリアム皇太子に連絡を取って「休戦」を持ちかけ、王室に戻ることを考えていると伝えたとも報じられており、米国での生活に限界を感じている可能性が取り沙汰されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)