篠原涼子が13日、50歳の誕生日を迎え、東京・ビルボード東京で約26年ぶりのコンサートツアーをスタートさせた。

ツアーは97年以来で、単独公演も26年ぶり。現在は役者業を中心に活躍するが、「最初の夢は歌手」と念願のライブ開催となった。落ち着いた雰囲気の同会場にマッチする年齢にもなり「年を重ねると、こんな特典もあるんだな」と笑った。

91年にソロ歌手デビューし、94年発売の「恋しさと せつなさと 心強さと」がダブルミリオンを記録。ステージでは、同曲をセルフカバーし、昨年配信リリースした「恋しさと せつなさと 心強さと 2023」(9月27日にCD発売)を披露した。楽曲をプロデュースした小室哲哉(64)に「小室さんが見つけてくれなかったら今ここに私はいないし、『恋しさと せつなさと 心強さと』があったからこそ、ここに立っていられる気がします」と感謝。28年ぶりの出場が話題を集めた、昨年のNHK紅白歌合戦と同じ衣装を身につけて登場するサービスもあり「紅白でも着て鼻息が荒いかなと思ったけど、来てくれる人は分かってくれるかなと思って。調子に乗って着ちゃいました」と、ちゃめっ気たっぷりに語った。

アンコールでは誕生日ケーキが運び込まれ、会場の祝福の声に「最高のプレゼントです」と笑顔を見せた。50歳となり「良い年の重ね方をしたい。初心を忘れずに生きていきたい」。今後の音楽活動にも意欲的で「歌うことが好きなので、歌う場所を広げていきたい」と抱負を語った。

大阪、横浜でも開催し、全6公演で約1900人を動員予定。