女優若村麻由美(56)主演のフジテレビ系連続ドラマ「この素晴らしき世界」(木曜午後10時)の第5話が17日に放送され、平均世帯視聴率が3・6%(関東地区)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から5・4%、4・0%、4・3%、3・1%だった。平均個人視聴率は1・9%で、第1話から3・0%、2・1%、2・6%、1・6%だった。

今作は、平凡な生活を送る“主婦”浜岡妙子が、ひょんなことから芸能界で活躍する“大女優”若菜絹代になりすましながら二重生活をする“なりすましコメディー”で、完全オリジナル脚本となる。若村が普段はパートとして働く主婦と大物女優という正反対な役柄を同時進行で演じる。若村の他には、木村佳乃、沢村一樹、マキタスポーツらも出演する。

当初は鈴木京香(55)が主演予定だったが、5月9日の撮影初日に体調不良を訴え降板。同18日は、若村の代役主演が同局から発表されていた。

▼第5話あらすじ

妙子は比嘉莉湖(木村佳乃)の孫、信男(須山結斗)の世話を手伝っていると、仕事を終えた莉湖が帰宅する。妙子は疲れた様子の莉湖に何かあったのか尋ねるが、莉湖は何か隠しているよう。莉湖は「プロダクション曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」を訴える櫻井佳音(葉月ひとみ)の事で頭を悩ましていた。

一方の妙子も、脳梗塞から救ったアイドルの七瀬ほのか(足川結珠)を心配していた。妙子は七瀬から相談があると持ちかけられており、謎の支援者・Mr.Summer Timeに聞くと「自分の思う通りにやるのが一番」だとアドバイスされ、絹代に扮(ふん)して入院中の七瀬を訪ねるのだった。

莉湖は佳音の問題について社員に個別面談をしながらヒアリングを始めるが、重要な情報は得られない。しかし、室井セシル(円井わん)を介して佳音と同期の内藤祥子(周本絵梨香)に話を聞くと、内藤から佳音がテレビディレクター・沖野島紀明(吉田宗洋)からのセクハラに悩んでいたことを聞かされる。

そんな中、妙子のもとに西條隼人(時任勇気)から新たな、なりすましの依頼が。沖縄で行われる映画祭への出席で外泊が必要になり、浜岡陽一(マキタスポーツ)をごまかすために妙子はある作戦を決行する。