タレント東ちづる(63)の著書「妖怪魔混(ようかいまぜまぜ)大百科」のオーディブルが9月22日に発売されることが28日、発表された。

現代風にアレンジしたメジャーな妖怪からオリジナル妖怪まで、61妖体を自ら描き、社会風刺も交えながら解説した「妖怪-」は現在発売中で、発売直後は水木しげるさんと並びAmazon売れ筋ランキングで1位を獲得した。

誰も排除しない「まぜこぜの社会」で代表を務める東は同書を解説したテキストを自身の声で収録したオーディブルを制作。多様性にも配慮し、見えない人、読めない人にも東ちづるの妖怪ワールドを楽しんで頂けるように「見る、読む、聞く」をコンセプトにしている。

東は「ニンゲン界にも“多様性を受け入れよう”というムードは広がってきました。ですが、自分たちとは違ったり、理解できない人を、遠ざけたり、認めなかったり、傷つける、という残念なニンゲンもいます。自分と違う、理解できない、会ったことがない、えたいが知れない…妖怪はその象徴かもしれません」とコメント。

続けて「『妖怪魔混大百科』では、表現と現実の多様さを楽しんでいただきたいです。だって、常に健やかな者(健常者)なんて、ニンゲン界にはいないのですから。ニンゲンも、お互いの違いをおもしろがって、自分をおもしろがって、ハッピーに生きたいですね」とアピールした。

オーディブル発売には「『描く・書く・読む』で、『見る・読む・聴く』を実現できました! 自分で生み出し描いた妖怪に、自分でオリジナル解説をつけて、自分で読む。どんな感じなんだろう!?と思っていましたが、とても客観的に読み進めることができ、もう『妖怪魔混大百科』はひとり歩きをしているんだなぁと感じました。広島弁や関西弁を話す妖怪もいます。それぞれの妖怪の特性にあわせたセリフ言い回しは、とても愉快でした! 視えない方にも、読みにくい方ににも、妖怪を妄想しながら楽しんで頂きたいです」とコメントしている。