女優奥菜恵(44)が、身体の色素が抜ける病気、尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)を発症したことを1日、自身のインスタグラムで公表した。

奥菜は「コロナ禍で世の中が閉鎖的な空気に包まれている中、元々極度のアレルギー体質だった私は、自身のアレルギーが引きがねとなって尋常性白斑という病気を発症してしまいました。身体の色素が抜けて徐々に広がっていく病気で、現在も進行中です」と説明。「当時は不安や恐怖で頭が真っ白になり、このまま女優を続けて行けるのか悩み続ける日々でもありましたが、どうであってもありのままの自分を受け入れて、楽しく年齢を重ねることを心に決めた出来事でもありました」と振り返った。

続けて「と、同時に思ったのが、私と同じような病気で悩む人だけでなく、あらゆる肌悩みを抱える人の力になれるようなものを作りたい。肌悩みを根本から改善して少しでも心が明るく元気になれるようなものを作りたいという事でした。年齢を重ねることやありのままの自分に喜びや自信を」とコメント。「ni-Nin(ニーニン)」という美容液を告知した。

公益社団法人「日本皮膚科学会」のホームページによると、尋常性白斑は皮膚に分布するメラノサイト(色素細胞)が何らかの原因で減少・消失する後天性の病気。メラノサイトが紫外線から皮膚を守るために産生するメラニン色素が減少、消失することにより皮膚の色が白く抜けていく。特定の神経の領域に白斑が出る「分節型」、神経の領域と関係なく症状が出る「非分節型」、2つの症状がそれぞれ表れる「混合型」に分類される。ステロイド外用薬や紫外線療法などの治療法がある。