英国のヘンリー王子(39)とメーガン妃(42)夫妻が、10日に「世界メンタルヘルスデー」に合わせて米ニューヨークを訪問することが明らかになった。夫妻が運営するアーチウェル財団が、同地で世界メンタルヘルスデー・フォーラムを開催するもので、夫妻にとってパパラッチとのカーチェイス騒動以来5カ月ぶりのニューヨーク訪問となる。

今年5月にウィメン・オブ・ビジョン賞授賞式に出席した夫妻は、会場から宿泊先に向かう間、妃の母ドリア・ラグランドさんも一緒に乗った車がパパラッチに2時間以上も追跡され、「あわや大惨事のカーチェイスに巻き込まれた」と声明を発表し、物議を醸した。

欧米メディアによると、今回夫妻が主席するイベントは、子どもや若者のSNS使用に関するより安全な利用方法について意識を高めることを目的としたもので、夫妻と共にSNSに関連して子どもを失った親たちが登場し、デジタル時代におけるメンタルヘルスの課題に対処する方法が提示されるという。

米ピープル誌によると、王子と確執が取り沙汰される兄ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃夫妻も、世界メンタルヘルスデーに合わせて同日に英バーミンガムで慈善団体とラジオ局と協力し、若者向けのメンタルヘルスに関するフォーラムを主催する予定だという。皇太子夫妻は、主要なメンタルヘルス並びに青少年を支援する10の慈善団体から選ばれた100人の若者の代表と対面し、彼ら世代が直面しているメンタルヘルスの課題について議論し、感情を理解して管理するための方法を提示するものになるという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)