太陽が西の空に沈みかけた頃、MISIAの歌声が「御堂筋ランウェイ」のフィナーレを華やかに飾った。「OSAKA!」と高らかに叫びながらフロートに乗り込んだMISIA。そのフロートは御堂筋を南から北へと進行。多数のダンサーを従え、色鮮やかな衣装とフロートは、リオのカーニバルを思わせるスケールと迫力だった。

激しいリズムと力強いボーカルでファンを沸かせるなか、いきなり「みんな歌える?」と呼びかけたかと思うと、急にテンポをゆるやかに落とし、バラードの名曲「Everything」を歌い出した。

フロートがゴール地点に着くまで、パワー全開で約20分間、歌いきった。

「音楽で皆さんに元気を伝えるのが私の使命なのに、逆に皆さんから元気をいただきました!」と満足げな表情を見せていた。

2025年万博に向けて「大阪から日本中に、世界に向けてパワーを送って、元気にしてほしいです」と願いを込めた。