新垣結衣(35)が11日、都内で行われた、映画「正欲」(岸善幸監督)の公開記念舞台あいさつに登壇し、主演の稲垣吾郎(49)から、撮影時の目の輝きを指摘された。

「正欲」は、直木賞作家・朝井リョウ氏の同名小説を実写映画化した作品。稲垣は、マイホームを持ち妻と子を養う、横浜検察庁に務める検察官・寺井啓喜を演じる。また新垣が、特殊な性癖を持つことを隠し広島のショッピングモールで働く契約社員の桐生夏月を演じる。

新垣は、撮影現場でモニターを見ることがなかったといい「どういう風に映っているとか全く考えていなかったので、(完成した作品を見て)こういう顔してたんだって思って」。稲垣から「ガッキーではない目の輝きだった。また違った光り方をしていて」と明かされ、照れ笑いした。

劇中では、恋愛感情はないが共同生活を始める「偽装結婚」が描かれている。TBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で、夫の星野源とともに契約結婚の夫婦を演じたこともある新垣は、「(今作の劇中の)2人の形っていうのは私は不自然なことだとは全く思わなくて、納得しました。手を取り合ってこの先の未来を一緒に乗り越えていくという意味では、何ら変わりないというか」と語った。磯村勇斗(31)も「家族とか家庭っていろんな形があると思う。(劇中の)2人のような関係性で過ごすっていうのも、今のこういう時代だからこそあるべきもの」とうなずいた。

諸橋大也役の劇団EXILE佐藤寛太(27)、神戸八重子役の東野絢香(26)、岸監督も登壇した。