俳優高橋文哉(22)志尊淳(28)がダブル主演を務める、TBS系連続ドラマ「フェルマーの料理」(金曜午後10時)第5話が17日、放送され、平均世帯視聴率(関東地区)が5・0%だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は2・8%だった。

同ドラマの原作は「月刊少年マガジン」(講談社)で連載中の小林有吾氏による同名漫画。数学者を志すもその道を挫折した天才数学少年・北田岳(高橋文哉)と、謎多きカリスマシェフ・朝倉海(志尊淳)が出会い、数学的思考で料理という難題に立ち向かっていく。海が経営する新進気鋭の超一流レストラン「K」で、世界中から集まった実力あるシェフたちと切磋琢磨(せっさたくま)し、誰も到達していない“料理の真理の扉”を開くべく「料理×数学」で前人未到の世界に挑む、若きプロフェショナルたちの青春ストーリー。

第5話では、蘭菜(小芝風花)の母桜(釈由美子)は、3年前に海(志尊淳)に店を奪われたことが原因で体と心が壊れてしまった。

衝撃を受ける岳(高橋文哉)たちに、蘭菜は自分が料理人として海を越えることが母の店を返してもらう条件だったと話す。

海から厨房(ちゅうぼう)の花形である肉料理担当を命じられた蘭菜は「母の店を返して」と海に迫るが、海はそんな彼女に「決定的に欠けているものがある」と冷たく言い放つばかりか、店から追い出してしまう。

その頃、西門(及川光博)は淡島(高橋光臣)と渋谷(仲村トオル)を訪ね、レストラン「K」に関するある提案を持ちかけていた。さらに、1人になった蘭菜にもひそかに接近する西門。岳はそんな蘭菜を「K」に取り戻すべく奔走する。岳はある解決の糸口を見つける。