演歌歌手羽山みずき(34)が7日、東京・足立区のシアター1010で、10周年記念コンサート「ONE」を開催した。東京で初のワンマンライブで、デビューから10年を迎え“次の羽山みずき”へ進化するための、新しい1年目という心構えでのぞんだ。
約700人のファンの手拍子に乗りながら小林旭のヒット曲「熱き心に」で幕開け。いつもの丁寧で優しい歌声を響かせた。
「本日は10周年記念コンサートにお越しいただきありがとうございます。東京の暮らしにやっと慣れてきたところです(笑い)。ドキドキです。いっぱいのお客さまでうれしい。ありがとさま~。今日はいつも通り庄内弁でしゃべります。私も楽しむので皆さんも楽しんでの~」
コンサートのサブタイトルを「ONE」にした理由を説明した。「ここに集まった皆さんと1つのストーリーを紡いでいこうという思いが1つ。そして私は鶴岡市の出羽三山で6年間、巫女(みこ)をしていたので、山形の山頂から(歌の)世界の山頂を目指すという意味がもう1つです」。
次に16年3月発売のデビュー曲「紅花慕情」と新曲「お湯割りで」と続けた。カバー曲コーナーもあった。「演歌歌手なのでポップスなどはファンが戸惑うかと思っていたけれどテレビの番組でカバー曲を歌う機会が多くて、どんどん挑戦しようと思ったんです。温かく見守ってください」。
“定番”の和服だけでなく、この日はミニスカートに黒タイツで“大人の色気”を漂わせた。シャンソンの「サン・トワ・マミー」とギターの弾き語りの「ムーン・リバー」に初挑戦。「ムーン-」は英語で歌唱した。
「今までにないジャンルをやってみました。『サン・トワ・マミー』は失恋の歌だけど前向きな歌詞が好きです」。「ムーン-」は61年公開の映画「ティファニーで朝食を」で主演のオードリー・ヘプバーンが劇中で歌唱した曲だ。「映画を見ていて私もすてきなシーンのすてきな曲だと思っていました。私もヘプバーンさんみたいになりたいな」。
由紀さおり(77)の「初恋の丘」も歌唱。「最近、お付き合いをさせていただいています。エステを紹介してもらったの。どう? 色白になったでしょう。自分でも思うんです。先輩に気に掛けていただいて幸せです」と喜んだ。
歌唱後には由紀が花束を抱えてサプライズ登場。感激して涙ぐむ羽山に、由紀は「10周年記念公演を感謝の気持ちで歌いたいというから、感謝は3割でいい。これからの自分を見てもらうのが7割でいいんじゃないのと伝えました。彼女はまだまだこれから。応援をよろしくお願いいたします」と声をかけた。
ライブは2時間超で21曲を披露。最後のあいさつで羽山は「多くの皆さまがそばにいてくれるからここに立てています。ありがとさまです。これから、どんなことがあってもみんなと一緒なら乗り越えられそうです」。感謝の言葉でメモリアルステージを締めくくった。



