両親に対する自殺ほう助の罪を問われた歌舞伎俳優市川猿之助（本名喜熨斗（きのし）孝彦）被告（47）が懲役3年執行猶予5年の有罪判決を言い渡されたことを受け、所属するケイファクトリーは17日、公式サイトで、同日付で契約終了することを発表した。

公式サイトでは判決の報告とともに「市川猿之助本人からの申し出により本日11月17日付で弊社との契約を終了することといたしました」と説明。「今回の事件が社会に及ぼした影響や、社会的責任等を鑑みるにマネージメントは難しいと判断し、双方合意のもとこの結論に至りました」としている。

ただ「市川猿之助については今後の人生を全うして欲しいという思いが私たちにもございます。契約としては終了いたしますが今回の件でご迷惑をおかけした関係者各位に対しまして今後とも本人と話し合いを持ち真摯に対応してまいります」と記した。

猿之助被告は松竹を通じメッセージを発表。「今後は、生かされた自分に、これから何ができるか考えていきます。これからは、一人で抱え込まずに、自分の弱さも自覚し、周囲の方々に相談し、助けていただきながら、一日一日一生懸命に生きていこうと考えています」などと胸中を明かした。